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今日からたまーに整備日記でも書いてみようかと思っていたり思ってなかったり。
さてさて今日のネタは日産クリッパーさんのお話。
H20年車でエンジンは3G83というエンジン。
日産と言ってもベースは三菱タウンボックスなのです。
今回は「水漏れ」点検で入庫してきました。
どうやらオーバーヒートしたみたいです!!
走ったら温度上がるから自走せずレッカーにて持って来ました。
さてさてオーバーヒートするくらいですから
相当水が漏れてるんでしょうwww
とリフトアップしてみても水漏れしてないwww
むしろたれた跡すらない\(^o^)/
だけどサブタンクにはクーラントがたんまり入っています!!
ラジエータにはまったく水が入ってない\(^o^)/
話によるとラジエータからむってきたということなんだけどなぁ(´・ω・)
ラジエータに水入れてしばらくエンジンかけるとサブタンクにどっぱどぱ水が吹き返してくるw
どうやら圧がかかっているようです(´・ω・)
怪しいのは「シリンダーヘッドG/K」「サーモスタット」「ラジエータキャップ」
このくらいですかね。
ただH20年車で1.6万キロしか走っていない車。
なぜオーバーヒートになったかをまずは調べないといけない!!
電動ファンのリレーが壊れたとか!!→A/C S/W ONで常に回転する仕様で実際回ってたから正常
水温センサーがアボーンとか!!→外してお湯に先端つけてみて抵抗測ったら
整備書通の抵抗値だから正常
わかった!!サーモスタットさんですね!!→外して水入れたヤカンに入れて火にかける
90度くらいで開いたので正常
はははwww全部正常やんwwww
リースの車なのでそこは後回しにしてヘッドG/Kを交換するのにヘッドを降ろしましたw
結論からいうとラジエータのフィン目詰まりで決着付いた。
というよりそれしか考えられなかった\(^o^)/
鶏を鶏肉にしてしまう工場で消毒液とかばーっとかけるし
下回りも泥だらけ!!
きっとそうだろうという判断ね!!
G/Kさんは1番2番の間が切れてていわゆる「G/Kが抜けている」状態でした。
確かに点検でエンジンかけたとき急にマフラーからもっくもく煙出るようになったからなーw
あまーいにおいしますよ!!
ヘッドの歪み点検したら0.11mmあった。
貰った資料見てみると
下面シリンダーヘッド歪み標準値0.05mm以下
限度値0.2mm
研磨限度値0.2mm
こんな感じで書いてた。
そっか限度値0.2mmか!!じゃぁー測定値0.11mmだから大丈夫だ!!
でも標準値0.05mmってなんだ?w
主任もほかのベテランさんも歪み限度値0.2mmってありえんくね?普通0.03とか4だろとか話してる
こんなの見たことねーよって話。
これは組み付けてから三菱の人に聞いたことなんだけど
歪み限度値が0.05mmで研磨ができる範囲が0.2mmまでの歪み。
それで研磨ができるのはシリンダーヘッドの高さが新品の-0.2mmまでっていうことらしい。
実に意味不明だったwww
そんなこんなで組み付けてエンジンかけて冷却水のエア抜きしたんですが
エアが抜ききれないwwwwwwwwwwwwwwwwww
全部吹き返してくる\(^o^)/
これはこまったwwww
と、リース会社から「そのエンジンはオーバーヒートしたらヘッドの歪みなど目に見える部分のほかに
ヘッドの内部、ブロックの内部にヒビが入るから大抵交換してますよ」
だっておwwww早く言えよ!!!
そして今はエンジン待ちです(´・ω・)
整備士の皆さん3G83のエンジンはとっても熱に弱いエンジンです。
オーバーヒートしたら8割エンジン交換しないと駄目みたいです!!
頭の片隅においておきましょう!!